これからの時代はネットワークが不可欠になるという思いからネットワークエンジニアの扉を開けました。ネットワーク系エンジニアの社会は少々特殊で、働いてみて初めてわかることも多くありました。思いがけない苦労もしましたが、今はフリーエンジニアとして自分のペースで仕事ができています。知れば知るほど奥が深いネットワーク技術の世界へ、踏み込んでみませんか?
企業によっては未経験でもネットワークエンジニアとして働くことが可能な場合もあります。しかしいざ働いてみると、未経験ならではの苦労も多くなります。独学で学んできたエンジニアにとって、現場での専門用語の羅列は始めのうちは理解できずに困るものです。頼れる先輩や同僚を見つけるのが一番なのですが、エンジニアという性格上、コミュニケーションを取るのにも苦労をすることが多くなります。更にはネット上で得た知識を上回るような神経を使う作業や、時間外労働といった苦労もあります。正常に稼働して当たり前のシステムだけに、安定した状態を維持することの苦労を経験することになります。
ネットワークエンジニアには、他のエンジニア職とは一線を画すたくさんの魅力があります。その一つが、収入面のメリットです。ネットワークエンジニアの平均年収は一般的なエンジニアよりも一回り高く、しかもスキルアップと共にどんどん収入を増やしていけるという特長があります。また、ネットワークエンジニアの高度な仕事内容は外部委託することが難しいため、一度採用に漕ぎ付けば長期間安定して働くことができるという将来性の強みもあります。ネットワークエンジニアは非常に働き甲斐があり、フリーエンジニアにとって現実的な魅力が満載です。
ネットワークエンジニアのキャリアパスで、最終目標をプロジェクトマネジャーに置く人も少なくありません。そのためには下流工程であるネットワーク監視や保守管理の業務を実際に経験する中で、ネットワークの知識とその周辺知識に加えて、問題解決を円滑に進めるための論理的思考を訓練しておく必要があります。その後にはネットワーク構築業務を担当し、いよいよクライアントの要望から設計や要件定義を行うプロジェクトマネジャーへとキャリアを進めてゆくのです。特にネットワーク構築に携わるようになれば、思うように勉強時間を取れなくなり勝ちですが、最適な働き方を選びながら目的意識を高く持ち続けることが大切です。
ネットワークエンジニアとして、フリーで頑張りたいと考える人もいるでしょう。自由と可能性が手に入るフリーランスは魅力的ですが、一方で仕事の責任は全て自分にかかってきます。そんなフリーランス生活を送る上で、なにより怖いのが急に仕事が途切れること。致命的なリスクを乗り越えるためには、早い段階で安定して仕事を獲得するルートを確保しておく必要があります。フリーランスの業務は基本的に個人プレーになりがちですが、その裏ではさまざまな人との繋がりがあります。この繋がりこそが、フリーランスの生命線といっても過言ではありません。ここでは、外部と繋がりをつくり、仕事を獲得するヒントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。